超並列データベースシステムとの連係機構を有する超並列プログラミング言語の研究
Project/Area Number |
10780199
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
天野 浩文 九州大学, 大型計算機センター, 助教授 (80231992)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 超並列データベース / データベースプログラミング言語 / オブジェクト指向プログラミング言語 / オブジェクト再配置 / 超並列処理 / データベースプロミング言語 |
Research Abstract |
本研究では、データベース管理システムだけでなくアプリケーションプログラム自体も超並列計算機上で動作することができるよう、以下のような機能を持つ超並列プログラミング言語の研究を行ってきた。 1 従来のデータ並列型プログラミング言語と異なり,配列以外のデータ構造に対する並列処理の機能 2 データベースシステムから検索される実行時まで不定の数のオブジェクトに対する並列処理の機能 3 データベースシステムに対する処理要求を並列に発する機能 4 前項の処理要求に対する処理結果を並列に受け取り、そのままアプリケーション側の処理を継続する機能 平成10年度には、上記のような機能を有する言語を実現するための基礎について研究を行った。その結果,上記のような機能を有する超並列プログラミング言語を実現するために必要なオブジェクトの相互参照機構やオブジェクト再配置機構について基本的な実装方法をまとめることができた。最終年度である11年度には,このような言語によるプログラムの処理効率を高めるための研究を行った。具体的には,昨年度までに開発したオブジェクトの相互参照機構を改良し、オブジェクトの遠方参照を解消するためのプロセッサ間通信によるオーバーヘッドを削減する手法を構築した。また、オブジェクト再配置による動的負荷分散機構を改良し,さらなる性能向上が得られる方式を開発した。さらに、これらを行うために必要となるオーバーヘッドを十分に押えられることも実験により明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)