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月経周期が若年女性の作業遂行能および精神的負担感に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 10780286
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会システム工学
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

佐藤 望  近畿大学, 理工学部, 講師 (60268472)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords月経周期 / 作業遂行能 / 精神的負担感
Research Abstract

本研究では若年女性を対象として月経前期(黄体期)と月経後期(卵胞期)との間に精神作業遂行能および精神的負担感の差異が認められるかについて検討した。また、男性との間に性差が認められるかについても検討を行った。女性被験者の測定は前年度に10名分の測定を終えており、新たに4名分について測定を行った。4名とも正常月経周期を有しており、月経開始前5〜3日、月経開始後8〜10日に各1日ずつ、2回の月経周期にわたって合計4回の測定を行った。男性被験者は14名であり、女性被験者の測定間隔にほぼマッチングさせた時期に測定を行った。作業として、操作性を劣化させたマウスを用いてコンピュータディスプレイ上に呈示された迷路状の軌道をトレースする擬似鏡映描写作業と、コンピュータのディスプレイ上に4桁の乱数を呈示し、その数字から17を連続減算する暗算作業を各5分間ずつ負荷した。作業遂行能の指標として擬似鏡映描写作業では軌道上をトレースした距離を軌道から逸脱した回数で除した値を算出し、連続減算作業では正答率および回答数を算出した。精神的負担感の指標として、NASA-TLX(NASA-Task Load Index)を各作業後に実施した。解析の結果、いずれの作業においても黄体期と卵胞期との間に作業遂行能および負担感の有意差は認められなかった。このことより本研究で用いた作業の遂行能および作業遂行に伴う負担感に月経周期の影響があるとは言えないことが示唆された。また性差については暗算作業の正答率と回答数において男性の方が有意に高い値を示していたが、負担感には有意差は認められなかった.本研究では月経前期における心身の変調の程度が比較的軽い若年女性が対象であったために顕著な月経周期の影響が認められなかったことも考えられる。したがって今後は月経前期の心身の変調の程度が重い者を対象とした詳細な研究が必要である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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