酸性物質の長距離輸送に及ぼす雲物理と大気流れの相互作用に関する数値解析
Project/Area Number |
10780325
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Environmental dynamic analysis
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
倉田 学児 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (90283506)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 酸性物質長距離輸送 / 雲物理モデル / メソスケール気象モデル / 大気化学モデル / 数値解析 / メソスケールモデル / 長距離輸送 |
Research Abstract |
1.昨年度に再現性の検証を行った1996年9月及び12月の名古屋大学大気水圏科学研究所による航空機観測時の北西太平洋域での3次元非静力学メソスケールモデル(PSU-NCAR MM5)による気流場及び積雲生成の数値シミュレーションに対して、客観解析データからの初期条件の作成手順を再検討することによって再現性を向上することができた。 2.昨年度に定式化を行った酸性物質の輸送・反応・沈着過程の大気化学モデルを用いて、同領域での酸性物質の輸送・反応・沈着の数値シミュレーションを行った。利用した大気化学モデルは、38の化学種と90の反応を含むものであるが、積雲対流に関するモデルは、従来はサブグリットスケールでパラメータ化されたモデルを用いていたが、本研究によりメソスケールモデルで計算される積雲に伴う詳細な気流場に基づいて鉛直輸送を再現することが可能となった。 3.大気化学モデルにおけるエアロゾル粒子の役割の重要性が様々な観点から指摘されていることから、長距離輸送モデルに適用可能な大気化学平衡モデルに基づく大気エアロゾルモデルの構築とその評価を行った。特に大規模な都市や工業地帯のほとんどが海洋に接して立地しているわが国の状況を踏まえ、海塩粒子の影響を反映したモデルの拡張を行いボックスモデルにおいて妥当性が確かめられた。 4.本研究で気流場および積雲生成についての再現性が検証されたメソスケール気象モデルを、東南アジア地域での水文・土壌流出モデルと有機的に結合して、インフラ整備などの開発行為に伴う土壌損失の危険性を局所的な地理特性や気象特性を反映させて評価できる影響評価手法を構築することができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)