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人工衛星データによる陸域での熱収支モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 10780326
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Environmental dynamic analysis
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

村松 加奈子  奈良女子大学, 理学部・情報科学科, 講師 (20252827)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywords熱収支 / 衛星データ / 気温 / 地表面温度 / 葉温 / 顕熱 / 潜熱 / 地中伝導熱 / 衛生データ / 蒸散量 / 太陽放射量
Research Abstract

人工衛星の熱赤外バンドを用いて陸域における熱収支の解明、モニタリングを行うために、熱収支モデルの開発をおこなってきた。前年度までに得られた成果は、日射量、気温、地表面温度の関係について、コンクリート、アスファルト、土壌、草地、に対しては、実験値をモデルでよく再現できた。しかし、木については、モデルではデータを説明しきれなかった。
本年度は、1)熱収支モデルを実際に衛星データに適用していく場合不可欠である放射率を、代表的な地表面被覆物、コンクリート、アスファルト、土壌、草地、葉について測定した。このデータは今後衛星データへ適用していく場合の基礎データとなるものである。2)熱収支のモデル計算がほぼできた非植生部分に対して、衛星データ(LANDSAT/TM)の輝度温度の再校正、地表面温度の推定、1日の最高の値の顕熱、地中伝導熱、潜熱の推定を行なった。3)熱収支モデルに関しては、木、すなわち植生に関してモデルの改良を行なった。また、森林内で樹冠に近い部分の葉温と、森林内部の葉温、気温、気象データの測定を行なった。森林内部の葉の量を考慮した過程とモデルに組み込み、実験データをどの程度再現できるかを調べた。しかしながら太陽放射に関する項について、森林に入射する太陽放射の約6%のエネルギー分を再現するができなかった。今回導入したパラメータ以外にも森林内でエネルギーが消費されていると考えられる。そこで、乱流等について検討するため風速データに関しても調べてみた。この日の風速は最大でも3m/sであり、気温の高度分布からも大気が不安定で強い乱流が起こる条件ではなかった。
今後、植生に関するモデルをさらに改良し、植生部分に関しても衛星データに適用できるように発展させていきたい。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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