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分裂酵母のテロメア長制御に関する蛋白質tazlと相互作用する蛋白質の機能解析

Research Project

Project/Area Number 10780366
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Structural biochemistry
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

上野 勝  静岡大学, 理学部・化学科, 助手 (90293597)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords分裂酵母 / テロメア / Tazl / Two-hybrid法
Research Abstract

分裂酵母のテロメア結合タンパク質Tazlの破壊株は、テロメアが異常に長くなり、減数分裂も正常に行えなくなることが報告されている。当研究室では、tazlがどのようにテロメア長制御や、減数分裂に関係しているかを明らかにするために、分裂酵母のTazlと相互作用するタンパク質をYeast Two-hybrid法で検索した結果、機能未知の蛋白質を発見し、Taf1と命名した。本研究では、Taf1の機能を明らかにするために、taf1破壊株を作成し、分裂酵母の表現型がどのようにかわるかを調べた。その結果、Taf1破壊株のテロメアの長さは、野生型と比べて変化がないことが明らかになった。また、taf1破壊株は減数分裂を正常に行うことが出来ることも明らかになった。これらのことから、Taf1はテロメアの機能とは関係していないことがわかった。さらに詳しくtaf1破壊株の表現型を調べた結果、野生型では、窒素源飢餓でも炭素源飢餓でも、接合、減数分裂、胞子形成を行うのに対して、taf1破壊株は、炭素源飢餓では、接合、減数分裂、胞子形成を行うことが出来るが、窒素源飢餓では、接合できないことがわかった。また、taf1破壊株は、窒素源飢餓によるG1期での細胞周期の停止にも異常があること、窒素源飢餓後に再び栄養培地に戻しても、生育しにくいことなどが分かった。
さらに本研究では、ウエストウエスタンブロットという方法を用いて、Tazlに結合する新規タンパク質を探索した結果、Tazlに結合するタンパク質が存在することが分かった。現在このタンパク質のアミノ酸配列を決定中である。アミノ酸配列が決定出来れば、その遺伝子を破壊し、テロメア機能との関連などについて調べる予定である。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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