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DNAポリメラーゼSによる染色体複製機構の解析

Research Project

Project/Area Number 10780419
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Molecular biology
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

中島 尚美  阪大, 微生物病研究所, 助手 (60283800)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords遺伝子複製 / DNA合成 / DNAポリメラーゼδ / Pol3 / Cdc2 / Hys2
Research Abstract

すべての生物は自身の遺伝情報を複製し、細胞を分裂することにより形成される。従って、遺伝子複製の機構を明らかにすることは、いろいろな生命現象を理解していく上で、重要な課題である。私は真核生物の中で最も単純な生物である酵母をモデルとして、遺伝子複製機構の解析を進めている。
出芽酵母では染色体複製にDNAポリメラーゼα、δおよびεという少なくとも3種類のDNAポリメラーゼが必須であることがわかっている。このうち、DNAポリメラーゼδに関しては完全精製は成功しておらず、125kDaと55kDaのサブユニットをコードするPOL3(CDC2)遺伝子とHYS2遺伝子がクローニングされているのみであり、未だその詳細なサブユニット構造は解明されていない。従って、その機能の解明も遅れている。
本研究は、DNAポリメラーゼδの新たなサブユニットや補助因子をコードする遺伝子を単離、解析し、サブユニット構造を明らかにすると共に、染色体複製におけるDNAポリメラーゼδの役割をより詳細に解明することを目的として行ってきた。
まず、DNAポリメラーゼδの新たなサブユニットや補助因子をコードする遺伝子を単離するために、2番目のサブユニットであるHys2の温度感受性変異株であるhys2-2の温度感受性を多コピーで抑圧する遺伝子のスクリーニングを行った。その結果、HYS2以外に、触媒サブユニットをコードするCDC2と新規因子をコードする遺伝子(YJR043c)の2種類のクローンが得られた。この新規因子の変異株や抗体を作製し遺伝学的、生化学的解析を行った結果、この因子はDNAポリメラーゼδの3番目のサブユニットであることがわかった。
現在はYJR043cのDNA合成における役割を解析中である。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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