神経伝達物質放出に関与する線虫UNC-18ファミリーの機能解析
Project/Area Number |
10780484
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurochemistry/Neuropharmacology
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
安藤 恵子 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40221741)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | unc-18 / 逆遺伝学的解析 / 神経伝達物質放出 / C.elegans / GFP(Green Fluorescent Protein) / エピトープタギング法 |
Research Abstract |
線虫ゲノム上に存在するunc-18類似遺伝子の構造と機能を明らかにする目的で本年度の研究実施計画に基づき(1)ゲノム上に同定された4つのアイソフォームのうちの1つのB0303.9についてcDNA塩基配列決定およびレポーターアッセイによる発現解析、(2)unc-18ファミリーの系統的逆遺伝学的解析のための高効率遺伝子破壊法の開発とミュータントバンクの作成を行った。 (1)B0303.9全長cDNAクローンを得、塩基配列を決定した。B0303.9は603アミノ酸をコードすることが予測され、他生物種unc-18ファミリーと20%程度の相同性(同一アミノ酸)を示した。またB0303.9は腸管細胞、excretory canal細胞、CAN神経細胞等で発現が認められ、これらの分泌組織で働いていると考えられた。 (2)線虫の逆遺伝学的解析法として化学変異原でゲノムに欠失変異を導入し、PCRで目的とする欠失変異体を選別する方法が適用されているが変異体分離の頻度が低いのが難点であった。そこでさまざまな条件検討を行い、従来法よりも高効率な方法を開発した(論文印刷中)。線虫凍結ミュータントバンクを作成し、パイロットスクリーニングを行ったところ、1つのアイソフォームC44C1.4の欠失変異体が得られた。さらにバンクサイズを大きくし、すべてのアイソフォームの欠失変異体を分離する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)