海外協力活動に従事するわが国の中小の開発NGOスタッフの活動環境の分析と検討
Project/Area Number |
10872009
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Politics
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
中沢 和男 東海大学, 政治経済学部, 助教授 (40287040)
|
Project Period (FY) |
1998 – 2000
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
|
Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2000: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 国際協力 / NGO / 活動環境 |
Research Abstract |
本年度の研究計画は、1.アンケート調査データのコンピュータ入力、2.データの集計、加工、そして分析、3.インタビュー調査、の3点であった。 1.アンケート回収枚数は253であった。7月までにすべてのデータをコンピュータ入力し、データ・ベースを作成した。 2.8月以降よりデータを集計し、分析のための整理・加工を行った。分析の結果、次の諸点が明らかになった。 (1)全NGOスタッフに占める有給専従者(週5日以上、もしくは40時間以上従事)の割合はおよそ30%で、そのうち女性の占める割合は64%である。 (2)有給専従者の平均年齢は37.6歳であり、他のカテゴリー(有給非専従者、無給専従者等)に比して若年である。とくに女性は34.5歳とさらに若い。また、平均値への集中度も女性のほうが高い。ちなみに、無給専従者のそれは57.2歳である(男性は57.5歳、女性は56.8歳)。 (3)有給専従者の所属団体からの収入は税込みの年収で平均267万円(ただし男性は305万円、女性は244万円)である。男性は年齢とともに平均値が上昇する傾向にあるが(20代、30代、40代で、それぞれ183万円、307万円、436万円)、女性の場合は30代に山があり(293万円)、40代で下降(218万円)する。40代の平均値は20代のそれ(208万円)と大きな差はない。 (4)活動歴10年以上と同10年未満の平均年齢で注目すべきデータがあった。男性の有給専従者(26名)についてであるが、両グループ間の平均年齢はほとんど同じ(42.4歳と43.1歳)である。これは、サンプル数は決して充分とはいえないものの、明らかに20代、30代の男性有給専従者の減少傾向を示すデータである。 3.インタビュー調査は、アンケート回答の確認等を主目的として、面談と電話にて10数名の記名回答者に対して行った。
|
Report
(3 results)
Research Products
(1 results)