Project/Area Number |
10873013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Business administration
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
西口 敏宏 一橋大学, イノベーション研究センター, 教授 (20270928)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2000: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 組織間関係 / 共進化 / アウトソーシング / サブライ・チェーン・マネジメント / 自己組織化 / フラクタル・デザイン / ネットワーク / サプライ・チェーン・マネジメント |
Research Abstract |
3年間の研究活動を締めくくる本年度は、従来にも増して多産であり、主要業績となり得る出版物を数点上梓した(研究発表欄を参照)。一橋大学国際企業戦略研究科の野中郁次郎教授との共編著Knowledge Emergenceをニューヨークのオックスフォード大学出版局から出版し、組織内・組織間の集団的知識創造に関する多角的な国際研究として取りまとめた。また東京大学出版会から上梓した単著『戦略的アウトソーシングの進化』では、組織間関係論の中でも重要な位置を占める下請関係の発達について、製造業を中心に徹底的な実証データを駆使して、歴史的・国際比較論的に論じた。さらに『ビジネス レビュー』誌に発表した2論文「政府をプロジェクト・チームとして運営する」「よりよい日本の防衛調達を求めて」では、最近の英国行政改革の成功例を参照しながら、製品開発や資材調達を含む民間ベスト・プラクティスが、制度的工夫によっていかに上手く行政にも応用し得るかを、防衛調達を事例として論じた。この最後の知見は、従来の官民の枠を超えるベストプラクティス組織の探求という新しい研究テーマの可能性を示唆するものとなった。この新しい主題は、今回締めくくる組織間関係論の研究から直接派生し、成育性を持つ次世代の重要な研究課題となり得るものであり,今後の研究遂行に更なる方向性をもたらすものと考えている。
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