多孔質セラミックスの疲労損傷機構の力学的モデリング
Project/Area Number |
10875022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Materials/Mechanics of materials
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
田中 啓介 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (80026244)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 拓 名古屋大学, 難処理人工物研究センター, 講師 (80236629)
秋庭 義明 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (00212431)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 多孔質セラミックス / 切欠き効果 / 破壊力学 / R曲線 / 炭化ケイ素 / 非線形変形 / 疲労損傷 / コーティング / 疲労 |
Research Abstract |
1.多孔質炭化ケイ素の平滑材の4点曲げ試験において、モーメントと引張側および圧縮側のひずみとの間の関係は非線形となるが、これより引張側および圧縮側の真応力とひずみの関係を求めることが出来る。 2.切欠き寸法が0.1mmの切欠きは破壊起点とならないが、0.2mm以上では破壊起点となり、材料の固有欠陥寸法は0.1〜0.2mm程度で炭化ケイ素粒子の大きさとほぼ等しい。 3.荷重と圧縮側のひずみのコンプライアンスより、き裂進展量を評価して、R曲線を求めた。R曲線は、切欠き深さにあまり依存せず、切欠き材の破壊を予測する手法として有力である。 4.多孔質セラミックスの平滑材疲労寿命が2母数ワイブル分布で表された。また、疲労過程中には、永久たわみが蓄積する。 5.切欠き材に関して、疲労の進行はコンプライアンスの変化としてとらえることができる。き裂は、おもにバインダー層を進展していく。 6.遮熱セラミックスコーティングの変形においても、多孔体としての非線形挙動および層間すべりが重要な役割を果たしている。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)