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ディファレンシャルディスプレイ法によるイネいもち病抵抗性

Research Project

Project/Area Number 10876002
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Breeding science
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

高野 哲夫  東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教授 (30183057)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Keywordsディファレンシャルディスプレイ / イネ / いもち病 / 抵抗性 / ストレス耐性 / アルカリ性土壌 / 耐病性
Research Abstract

前年度までの成果から、ディファレンシャルディスプレイ法が、特定のストレス条件に対して発現応答する遺伝子のクローニングに非常に有効であることが分かったので、この方法をアルカリ性土壌(炭酸塩集積土壌)において特異的に発現する遺伝子のクローニングに応用した。発芽後1週間のイネ幼植物に炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムによるストレスを与えた後にサンプリングし、RNAを抽出した。RNAを鋳型としてランダムプライマーを用いてcDNAを合成し、そのcDNAを鋳型としてRAPDプライマーを用いたPCRを行った。SDS-PAGEで分離した後、銀染色でバンドを検出した。コントロールのサンプルと比較することによって、ストレス下で特異的に発現している遺伝子cDNAのバンドを切り出し、その抽出液を鋳型とした再PCRの後プラスミドベクターにサブクローニングした。部分的に決定した塩基配列をもとにデータベースを検索し、cDNAの同定を行い、必要に応じて5'・3'-RACE法で全長のcDNAを得た。そのうちのいくつかのクローンについて全塩基配列を決定した。その中でリンゴ酸酵素、ヒートショックプロテインおよび未登録のcDNAが得られ、それらのストレス特異的な発現がノーザンブロットによって確認できた。リンゴ酸酵素は、細胞内pHの調節に大きく関わる酵素であり、本研究の結果もストレス下の細胞内pHの調節と関連があると考えられた。そこで、リンゴ酸酵素の他に細胞内pHの調節に関わると考えられるPEPCase、炭酸脱水酵素遺伝子等のストレス下の発現応答について詳細に解析した。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 柳 蔘奎ら: "アルカリ性土壌耐性作物の作出に関する研究(i)炭酸水素ナトリウム及び炭酸ナトリウムストレスに対するイネの反応"育種学研究. 1巻別冊1号. 270 (1999)

    • Related Report
      1999 Annual Research Report
  • [Publications] 柳 蔘奎ら: "アルカリ性土壌耐性作物の作出に関する研究(II)イネ炭酸脱水酵素遺伝子のクローニングと発現特性"育種学特性. 1巻別冊2号. 101 (1999)

    • Related Report
      1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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