Project/Area Number |
10876034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
今田 盛生 九州大学, 農学部, 教授 (60038338)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺岡 行雄 鹿児島大学, 農学部, 講師 (40264105)
中尾 博美 九州大学, 農学部, 助教授 (40038188)
吉田 茂二郎 九州大学, 農学部, 助教授 (80128462)
溝上 展也 九州大学, 農学部, 助手 (00274522)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
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Keywords | 森林経営システム / 小面積帯状分散皆伐方式 / 等高曲帯状伐区 |
Research Abstract |
九州山地山岳林に適応した森林経営システム(営林システム)として、小面積帯状分散皆伐方式を基本とする「等高曲帯状営林システム」の基本設計を終了した現状下にある。この基本設計を、現地に適用可能な営林システムとして詳細設計するためには、この営林システムの適用可能性を大きく左右するキーポイント、すなわち等高線に沿って区画される曲帯状伐区の伐出作業が経営上支障無く実行可能か否かを検証する必要があり、それを検証するのが本研究の目的である。 この目的を達成するため、昨年度において、九州山地の奥地山岳林に位置する九州大学宮崎演習林の針広混交天然生林に、等高線に沿って0.35haの曲帯状伐区を設定し、その伐区内の立木調査を実施した。なお、その立木材積は約85m^3であった。本年度においては、その伐区内の立木をエンドレスタイラー方式による架線集材を実施したところ、伐区幅が広くないため、効率よく集材することができた。したがって、「等高曲帯状営林システム」の現地適用可能性は大きいことが示唆された。 なお、曲帯状伐区内の伐出作業直後における地表撹乱は軽度であることも明らかとなり、土砂流出による環境保全上の問題が生じる危険性は小さいことも示唆された。
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