自己免疫疾患と生殖能力:トランスジェニックおよびノックアウト動物の解析
Project/Area Number |
10876064
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
木曽 康郎 (木曾 康郎) 山口大学, 農学部, 教授 (10142374)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2000: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 子宮NK細胞 / ラセン動脈 / 脱落膜 / TgE26 / RAG-2 / IL-2レセプタ-γ鎖 / INF-γ / 間膜腺 / IL-2ノックアウト / IL-2レセプターβ鎖 / β2ミクログロブリン / MHC / IL-15 / 顆粒性間膜腺細胞 / 胎盤 / IL-2レセブター / 細胞傷害活性 / NK1.1^+NK細胞 / 基底脱落膜 / 栄養膜巨細胞 |
Research Abstract |
本年度は最終年度に当たるので、これまで検討した4種類の遺伝子改変あるいは遺伝子破壊マウスモデルに関して総括するとともに、最近作製された遺伝子破壊マウスモデルにおける子宮NK細胞について検討した。前年度、子宮NK細胞欠損マウスTgE26では、間膜腺と基底脱落膜内のラセン動脈の分岐が不完全で、特に胎盤形成期での蛇行や迂曲が見られず、血管内皮の肥厚が見られたことから、局所での高血圧が起こり、流産が誘起されたことを明らかにした。本年度、TgE26と同様に子宮NK細胞欠損マウスであるRAG-2^<-/->・γc^<-/->マウスを検討に加えた。RAG-2^<-/->・γc^<-/->マウスでは、流産が誘起されず、間膜腺と基底脱落膜内のラセン動脈の分岐は対照と比較すると不完全であったが、TgE26ほどではなかった。また、血管内皮の肥厚も著しくはなかった。このことは、子宮NK細胞は血管構築に影響を与えないことを示唆した。RAG-2^<-/->・γc^<-/->マウスの子宮内膜にはTgE26のそれと比較してINF-γが存在した。子宮NK細胞がINF-γを分泌していることは証明されているので、RAG-2^<-/->・γc^<-/->マウスにおけるINF-γの産生部位が実験的疑問として残ったものの正常妊娠過程においては、子宮NK細胞がINF-γを分泌し、それによって血管構築がなされたものと総括される。
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Report
(3 results)
Research Products
(18 results)