交代制勤務が心理生体系に及ぼす非顕性健康影響の検出に関する研究
Project/Area Number |
10877067
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
磯 博康 (1999) 筑波大学, 社会医学系, 助教授 (50223053)
谷川 武 (1998) 筑波大学, 社会医学系, 講師 (80227214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋本 喬 筑波大学, 社会医学系, 教授 (50143178)
磯 博康 筑波大学, 社会医学系, 助教授 (50223053)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 交代制勤務 / 血圧モニタリング / 携帯型血圧計 / 怒りの表現方法 / サーカディアンリズム / 交代勤務 / 血圧 / 疫学研究 |
Research Abstract |
携帯型24時間血圧計TM2425(エー・アンド・ディー社)を用いて交代制勤務者(55名)の1回目の3直(21時〜8時30分)終了直後より2回目の3直終了までの24時間の連続血圧を測定した。通常勤務者(57名)については、通常勤務時の午前中より24時間の測定を実施した。得られた血圧値より一日平均血圧値、日中平均血圧値(7時〜23時)、勤務時平均血圧値および夜間平均血圧値(23時〜7時)を算出し、通常勤務者と交代制勤務者(1・2直)との間、及び交代制勤務者において1・2直と3直との間で比較検討を行った。肥満度については身長(m)と体重(kg)を測定しBody Mass Index(BMI)(kg/m^2)を算出し肥満度の指標に用いた。身体活動量は仕事上の身体活動と仕事以外の身体活動の時間と程度を質問紙により調査し、一日あたりの身体活動量を算出した。怒りの表現方法はSpielbergerらが開発した怒りの表現方法に関する質問紙により、Anger-in、Anger-outをそれぞれ測定しスコア化した。 交代制勤務者は、通常勤務者に比べて最大血圧値が高い傾向を示したが、夜間平均のみで有意差がみられた。また、血圧に関連する因子である飲酒量、肥満度、身体活動量については、通常勤務者と交代制勤務者との間で有意差はみられなかったが、Anger-inの得点は交代勤務者が通常勤務者に比べて有意に高値であった。年齢、及び多変量(年齢、BMI、飲酒量、身体活動量)調整後の血圧の平均値を比較すると、交代制勤務者は通常勤務者に比べて一日平均、日中平均、夜間平均、勤務時平均のすべてにおいて最大血圧値が有意に高かった。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)