Project/Area Number |
10877090
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Gastroenterology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
川野 淳 大阪大学, 医学部, 教授 (60133138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡崎 利彦 大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
辻井 正彦 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40303937)
辻 晋吾 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40301262)
中間 昭弘 大阪大学, 医学部・付属病院, 医員
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 消化管運動 / c-kit / Cajal 細胞 / C-Kit / マウス / 線維芽細胞 / 間質細胞 |
Research Abstract |
本研究では消化管由来の間質細胞に前癌遺伝子である c-kit を導入し、これを移植した際に c-kit 機能欠損動物の運動障害に移植細胞が何らかの寄与を行いうるかどうかを明らかにしようとした。 Ws/Wsラットなど c-kit 機能を一部欠失した動物において確かに胃前庭部〜幽門輪に顕著な運動障害が発生していることを生体において明らかにした。そこでリガンドなしに細胞内に情報伝達を起こす gain-of-function mutationを有する遺伝子を細胞に導入したところ、細胞の増殖が観察されたが、細胞の組織内移行は充分に行われず実際上細胞の trafficing は困難で、細胞は腫瘍塊となることが想定された。現在の所有効な細胞移植効果は得られていない。他方、研究者らが前駆細胞として想定した間質系細胞はその形質のひとつにコラーゲンなど細胞外マトリクスの産生分解系を有するが,c-kit陽性細胞はあきらかな細胞外マトリクスに対する作用を示さない。c-kit変異動物を用いた実験においてコラーゲン産生沈着が顕著におこることを明らかにしえたので、さらに細胞を移入した際のこれらの間質細胞の形質転換について検討を加えつつある。
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