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胃粘膜線維芽細胞より得られた新規EGF様増殖因子の各種胃病変における発現

Research Project

Project/Area Number 10877094
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Gastroenterology
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

坂本 長逸  日本医科大学, 医学部, 教授 (30196092)

Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
KeywordsEGF / 増殖因子 / 胃粘膜
Research Abstract

1) TRモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体の作成
大腸菌にて作成したGST-TRを用いて各ドメインに対するモノクローナル、ポリクローナル抗体を作成した。これらの抗体はTRcDNAを遺伝子導入したCHO-TR細胞やNIH-TR細胞におけるTR発現のwestern blotに有効であった。これらの抗体を用いた抗体カラムを用いてTRを高純度に精製した。
2) 精製TRのMKN1胃癌細胞に対する効果
TRはよく保存されたEGFドメインを有するが、精製TRは各種胃癌細胞のEGF受容体,erbB2,erbB3、erbB4のチロシン燐酸化を刺激しなかった。一方、TRはMKN1胃癌細胞のDNA合成を抑制したが、アポトシスには影響を与えなかった。
3) ラット胃粘膜におけるTRの局在
TRモノクローナル、ポリクローナル抗体を用いて胃粘膜におけるTRの局在を検討した。TRは、もともと胃粘膜線維芽細胞からクローニングされている。蛍光免疫染色において,lamina propuriaにおける突起を有する線維芽細胞に免疫活性を認めた。さらに、基底膜においてもTRの免疫活性を認めた。免疫電顕においては胃壁細胞直下の線維芽細胞の細胞膜上にTR免疫活性を意味する金粒子を認めた。
4) ヒト胃粘膜におけるTRの局在と役割
以上の結果から、各種病態におけるTRの胃粘膜における発現はきわめて重要である。現在血中TRの測定系の確立を試み、各種病態における胃粘膜における発現を検討している。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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