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肺癌細胞におけるオートクリン因子受容体-G蛋白シグナル伝達機構の解明

Research Project

Project/Area Number 10877097
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Respiratory organ internal medicine
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

村山 芳武  東京大学, 医学部・附属病院分院, 助手 (40219952)

Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords肺癌 / オートクリン因子 / G蛋白質
Research Abstract

1、 gastrin-releasing peptide(GRP)受容体共役G蛋白の決定
マウスGRP受容体cDNAとGasのC端5残基をGs以外のすべてのGaと入れ換えたハイブリッドGas(Gas/x)cDNAとをCOS細胞に発現させ、GRP刺激によるcAMP産生量を測定した。ハイブリッドGasのうち、GqファミリーのGq、G14、G16とG12ファミリーのG12、G13の場合に、GRPの容量依存性にcAMMP産生量が増加することが明らかとなった。サブスタンスP誘導体[D-Arg^1,D-Phe^5,D-Trp^<7,9>,Leu^<11>]substancePの共存でこれらのcAMP産生増加が抑制されることも明らかとなった。GRP受容体とGqファミリーとの共役は従来の報告と同様であるが、G12ファミリーについては、兵役を示唆する報告はあったが、はっきりと示すことができたことは意義があると言える。
2、 GRP受容体のシグナル伝達経路の検討
G12、G13の下流について、低分子量G蛋白rhoを介してシグナル伝達しているという報告がある。rhoの下流について、特にfocal adhesion kinase(FAK)のチロシンリン酸化を促進するか否かを検討した。まず肺胞上皮癌細胞であるA549細胞にマウスGRP受容体を安定発現させた細胞株を樹立した。この細胞にGRPを処理することにより、FAKのチロシンリン酸化促進が明らかとなった。しかし、これは付着状態の場合であり、細胞を浮遊状態で同様の処理をしてもFAKのチロシンリン酸化促進は認められなかった。一方、GRPをオートクリン因子としていることが知られている肺小細胞癌H345細胞では、浮遊状態であってもGRP処理によるFAKのチロシンリン酸化促進が認められた。H345の場合にはインテグリン非依存性のFAKチロシンリン酸化機構の存在が示唆された。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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