Project/Area Number |
10877182
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General surgery
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
佐治 重豊 岐阜大学, 医学部, 教授 (80021400)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2000: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | mdm2癌遺伝子 / p53癌抑制遺伝子 / エストロゲンレセプター / 乳癌 / mdm2 / p53 / ER / 癌遺伝子 |
Research Abstract |
我々は,乳癌細胞に対するエストロゲン刺激により,p53の発現量が増加し,これがMDM2の発現量により調節され,さらにMDM2自身がエストロゲンレセプターに対して機能促進作用を持つことを示した。そこで,今年度はさらに詳細に乳癌細胞におけるMDM2の転写機能促進作用機構の解析を行った。 1)エストロゲン刺激により、mdm2高発現乳癌細胞の顕著な増殖能の亢進を認め、この機能獲得においてp53依存性は否定的であった。 2)エストロゲンレセプターとMDM2の直接作用をGSTプルダウンアッセイにて、エストロゲン依存性の結合量の亢進を初めて認めた。 3)MDM2はp53の特異的ユビキチン化を引き起こしp53発現量を抑制し、細胞増殖に深く関与している事が広く知られているが、in vivoにおいて、MDM2がエストロゲンレセプターに対してユビキチン化を引き起こさない事を証明した。 4)MDM2は2カ所のプロモーターを持つ事が知られており、そのうちイントロン1に存在するプロモーター2(P2)は野生型p53に依存的である。乳癌細胞においてP1由来とP2由来のmdm2mRNAのRT-PCRを行ったところ,p53の影響よりもエストロゲンレセプター発現量依存的にP2由来のmdm2発現量が増加していた。これらは、p53以外のmdm2高発現機構の存在が示唆され、現在mdm2上流のプロモーター領域の機能解析を行っている。
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