• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

虚血耐性現象におけるミクログリアの役割りについての検討-培養細胞を用いた虚血耐性モデルにおける検討-

Research Project

Project/Area Number 10877212
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Cerebral neurosurgery
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

竹内 茂和  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (50143772)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森井 研  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (20230089)
阿部 博史  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (60240769)
Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Keywordsミクログリア / グルタミン酸 / 神経細胞保護作用 / サイトカイン
Research Abstract

脳虚血時には細胞外グルタミン酸が高濃度となり神経細胞死を引き起こすことが知られている。今回培養神経細胞を用いての実験では虚血負荷のかわりとして培養液中に高濃度のグルタミン酸を加え、神経細胞の変化を観察した。その結果高濃度グルタミン酸負荷では大部分の神経細胞が死んでいくのが観察された。
生体内では脳虚血時早期に神経細胞の周りにミクログリアが集まってくるのが知られている。我々は脳虚血時早期にミクログリアが神経細胞死を抑制する因子を放出している可能性を考え、グルタミン酸負荷を行った培養神経細胞にミクログリア培養上清を加え時間経過を追って観察した。その結果比較的早期から神経細胞死が抑制される事がわかった。さらにミクログリアにグルタミン酸刺激を行った日の培養上清で同様の実験を行うとさらに強い神経細胞保護効果が認められた。これらのことからミクログリア培養上清には神経細胞死にたいして保護作用を持つ物質がふくまれており、さらにその作用はミクログリアへのグルタミン酸刺激により増強されると考えられた。
ミクログリアがグルタミン酸刺激をうけて放出する因子としては様々なものが考えられるが、我々はサイトカインに注目しTNF-αおよびIL-6の測定を行った。いずれのサイトカインもグルタミン酸刺激後非常に早期から上昇してくる事がわかった。
以上のことから、生体内では脳虚血時にグルタミン酸により刺激をうけたミクログリアがサイトカインなどを介して神経細胞に対し保護的に働いている可能性、また脳の虚血耐性現象獲得のメカニズムとの関連が示唆された。

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi