Project/Area Number |
10877250
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
冨田 善彦 新潟大学, 医学部, 助教授 (90237123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷川 俊貴 新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (70236686)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 腎細胞癌 / SAA / 腫瘍マーカー |
Research Abstract |
1.腎細胞癌患者の血清中のSAAの測定 腎細胞癌患者72名の手術前の血清を採取し、ELISA法によりSAAの値を測定した。腎細胞癌患者にSAA高値の症例が多く、平均値は正常人に対して統計学的に有為に高かった。 2.SAAの値と病理組織学的および臨床的因子との関係 (1)病理組織学的因子との関係 腫瘍の組織型、大きさ、リンパ節転移、遠隔転移の有無とSAAの値は関係がなかった。 (2)臨床的因子との関係 SAAの高値例は正常値例と比して統計学的に有為に予後が悪かった。多変量解析の結果SAAは独立した予後因子となりうることが示唆された。 (3)他の炎症因子との関係 CRPとの関係を調べた.両者は統計学的に有為に相関していたがSAAはCRP正常例でも高値であること症例が見られ,その予後は不良であった. 4.まとめ 以上より,SAAは腎細胞癌患者の予後を判定する上でこれまでの炎症反応マーカーよりも優れたマーカーになりうることが推察された.
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