子宮頚癌に対する活性炭吸着体外循環回路を用いた超低毒性高用量骨盤潅流化学療法
Project/Area Number |
10877259
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
本山 覚 神戸大学, 医学部, 助教授 (80283878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
具 英成 神戸大学, 医学部, 助教授 (40195615)
竹内 聡 (竹内 恥) 神戸大学, 医学部, 助手 (60252772)
丸尾 猛 神戸大学, 医学部, 教授 (60135811)
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Project Period (FY) |
1998 – 2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 子宮頚癌 / 高用量化学療法 / シスプラチン / 骨盤灌流 / 術前化学療法 / 動脈内化学療法 / 吸着療法 / ダウンステージ / 透析 / 活性炭吸着法 |
Research Abstract |
高用量シスプラチンによる骨盤灌流化学療法を施行した子宮頚癌FIGO臨床病期IIIb〜IVa期、20例の予後解析ならびに特にIVa期症例に対する本方の臨床的有用性の検討を行った。結果として、本法施行患者においては従来法に比し2年生存率、2年無病生存率において有意の改善をみた。また、本法下の化学療法の有効性に対して分子生物学的側面からの検討も平行して行った。結果として、高用量シスプラチン投与では、投与後早期から腫瘍組織においてはFas/Fas ligand系によるアポトーシスが発現し、これが強力な抗腫瘍効果の要因であることが判明した。また、腫瘍一次効果発現後、早期から、腫瘍がVEGF発現を介して再増殖する可能性が確認された。これらの研究成果は以下の学会にて発表した。 平成12年4月、第52回日本産科婦人科学会.1,「膀胱浸潤を伴うIVa期子宮頚癌に対する超高用量・骨盤灌流化学療法の有用性」2,「培養子宮頚部扁平上皮癌細胞(CaSki)の細胞増殖能、アポトーシスならびにテロメラーゼ活性に及すCDDPの影響」3,「子宮頚部扁平上皮癌細胞(CaSki)でのCDDP誘導アポトーシスに伴うFas Fas ligand発現の検討」 平成12年6月、第102回近畿産科婦人科学会、シンポジウム「進行子宮頚癌治療における体外活性炭吸着回路を用いた超高用量・骨盤灌流化学療法」 平成12年7月、第10回骨盤外科機能温存研究会、シンポジウム「膀胱浸潤・IVa期子宮頚癌に対する術前大量動注化学療法併用排尿機能温存・子宮頚癌根治術」 平成12年10月、第38回日本癌治療学会「子宮頚部扁平上皮癌細胞(CaSki)での高用量CDDP誘導アポトーシスに伴うFas/Fas ligandの発現」 平成13年2月、第5回日本産婦人科腫瘍マーカー遺伝子診断学会「CDDP添加に伴う子宮頚部扁平上皮癌細胞(CaSki)でのVEGF発現態度の変化」
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)