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グリア系フィラメントの新たな役割-歯根膜における存在意義-

Research Project

Project/Area Number 10877288
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

前田 健康  新潟大学, 歯学部, 教授 (40183941)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河野 芳朗  新潟大学, 歯学部, 助手 (60303129)
大島 勇人  新潟大学, 歯学部, 助教授 (70251824)
Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
KeywordsGFAP / RT-PCR法 / 免疫組織細胞化学 / 歯根膜神経 / シュワン細胞 / 歯根膜
Research Abstract

Glial fibrillary acid protein(GFAP)はグリア系中間径フィラメントの一つで、これまで中枢神経系の星状膠細胞に特異的な細胞骨格性のタンパクと考えられてきた。しかしながら、このGFAPが星状膠細胞以外にも、腸管神経系のシュワン細胞、神経切断後の終末シュワン細胞、培養シュワン細胞といった末梢神経系のグリア細胞に発現することが知られてきた。本研究では歯根膜におけるGFAPの出現を免疫細胞化学、免疫電顕法、RT-PCR法、Westem Blotting法を用いて検討した。得られた成果は以下の通りである。
1. 歯根膜では終末前領域の神経線維にGFAPの免疫活性が観察されたが、終末部では免疫活性を欠いていた。
2. 歯根膜終末前領域のシュワン細胞がGFAP陽性を示した。
3. Westem blottingでも、三叉神経節に明瞭なGFAPの陽性反応が観察された。
4. 三叉神経節および歯根膜組織から抽出したtotal RNAを対象とした合成オリゴヌクレオチドプローベを用いたRT-PCR法でも、明瞭なGFAPのmRNAが観察された。
これらの結果は、GFAPが中枢神経系のグリアばかりでなく、末梢神経系のシュワン細胞ならびに軸索に含まれていることを示している。また、GFAPが終末前領域の軸索に含まれていることから、このタンパクが神経線維の支持、補強に関与していることが示唆された。以上の結果を論文としてまとめ、現在投稿準備中である。なお、これら一連の研究の遂行に、本研究補助金により購入した画像解析用パーソナルコンピューターが活用された。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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