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歯牙バンク設立のための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 10877307
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

岡田 宏  大阪大学, 歯学部, 教授 (40038865)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村上 伸也  大阪大学, 歯学部付属病院, 講師 (70239490)
平野 裕之  大阪大学, 歯学部, 助手 (40260640)
Project Period (FY) 1998
Project Status Completed (Fiscal Year 1998)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords歯根膜細胞 / 歯牙バンク / 細胞外基質
Research Abstract

歯牙の移植療法は臨床応用されているが、歯牙の移植療法を歯科医療の中に位置づけていくためには天然歯を必要な時期に供給するために機能する機関として歯牙バンクの設立が将来的に望まれる。近代的なevidence-based dentistryの中に歯牙移植医療を位置づけていくために、歯牙、歯根膜の保存法並びに種々の生体応答を評価する基礎的研究結果の蓄積を目的として本研究を行った。便宜抜歯された第一小臼歯の歯根中央部の歯根膜組織を剥離しin vitroで増殖した細胞(ヒト歯根膜細胞、HPDL)を継代培養した。継代10代を越えるとほとんどの細胞株が増殖膿を低下させた。HPDLからの細胞外基質(ECM)mRNAの発現をRT-PCR法を用いて検討したところ、1型コラーゲン、3型コラーゲン、12型コラーゲンの発現が確認された。また、硬組織形成細胞に多く発現されるオステオネクチン、オステオカルシン、オステオポンチンの発現も認められた。これらのECMmRNAは細胞がコンフルエントに達した後に発現量が増加する傾向が観察されたことから、細胞増殖とECM産生は反比例することが示唆された。次に、歯根膜細胞への凍結の影響を検討するために各継代数の細胞株をDMSO10%、牛胎仔血清20%含有aMEM培地に浮遊させ、-70℃にて徐冷凍結し、三日後に液体窒素中に移管した。液体窒素移管一週間後に凍結細胞を融解、洗浄後牛胎仔血清10%含有aMEM培地にて培養し細胞機能を検討した。その結果、細胞増殖能は凍結前に比較し若干低下したものの、ECM mRNA産生量の変化は細胞間で異なり、一致した傾向は認められなかった。今後、用いる細胞株数を増加し、細胞機能への凍結の影響を更に検討する必要があると考えられる。

Report

(1 results)
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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