気道に分泌されたムチンが酵素としての性質を持ち、自己のマルチマー化を触媒する!?
Project/Area Number |
10877392
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用薬理学・医療系薬学
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
宮田 健 熊本大学, 薬学部, 教授 (90040310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐 広文 熊本大学, 薬学部, 助教授 (30194658)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
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Keywords | 気道 / 粘液 / 痰 |
Research Abstract |
我々は、従来、単に粘膜被覆物質としての認識しかなかった分泌型ムチンが酵素としての活性をもつという新規の発想をここに提唱した.これは、あくまでも一次止血に関わるvon Willebrand factor(vWf)の酵素活性領域との相同性から推察したものであるが、もし、そうであれば、ムチンの酵素活性はおそらく自己のマルチマー形成に関わることが予想された。この研究成果は酵素学領域への新しい研究素材提供という基礎的な面だけでなく、粘稠な気道分泌物を伴う慢性呼吸器疾患の治療薬の開発研究に新しい方向性を示し得ると考えた.本研究では,まず,MUC2のD3とGSTのfusion蛋白を作成し、酵素一基質実験を行うことにした.現在,His-tagについて試みているが,サブクローニングはうまく行かず,現在,方法を検討中である.また,バキュロウイルスの発現系を確立し,この目的のために準備中である.関連実験として,粘液を抗原にして,モノクローナル抗体を作成した.その抗体は,分泌型粘液に反応し,糖鎖をエピトープとして認識していることがわかった.この抗体は,各種研究施設に提供し,種々の研究目的に使用されている.
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)