Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Research Abstract |
更年期障害の1つである下肢の疲れや痛みの軽減にむけて,一人で簡単に行えるケアに関して,椅子に座った体位で,足底部と足背部,第1指と第2指を用いて,両下肢を交互にケアする,3段階構成のセルフケア法を開発した(1997,1998).平成10年度の第1回実験結果(6月)を検討し,両足部の伸展・屈曲を加え,4段階構成とした.具体的には,次の通りである. 1.第1段(パラレル法) : 足底(土踏まずの部位)面を使用し,これを対側の内側の内果から下腿内側部の約15cm間を上下に移動させる. 2.第2段(クロス法) : 足背部を使用し,これを対側の外果から下腿外側の約15cm間を上下に移動させる. 3.第3段(サンドイッチ法) : 第1足指と第2足指の曲を使用して,これを対側のアキレス腱をはさむように当てて,踵骨部から下腿外側部の15cm間を上下に移動する. 第4段(第1段〜第3段終了後に両足関節・屈曲) : 両足部を揃えて床マットから12cm程度はなし,膝関節を伸展させて,両足関節の伸展と屈曲を1回1秒の間隔で3回行う. 第2回の実験(9月)は,この4段階構成を用いて,セルフケア法と自転車こぎ運動施行後に,皮膚温・運動中の感情を測定した.この結果,セルフケア法は自転車こぎ運動に比較し,簡単な動作であるにも関わらず,心身共に良好な影響を与える運動であることが認められた. 平成11年度は,本セルフケア法の教材ビデ才を作成するために,対象は中高年女性5人と男性2人のモニターを採用し,普及のための意見を収集した.モニターの意見を加えて,ビデオの内容を検討して,教材用のビデオを作成した. また,本研究の一部は読売新聞,1999.11.27.朝刊(全国版)の健康すくえあ面に「足の痛みに簡潔体操」としてセルケア法の手順は掲載された.
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