医食同源の栄養生化学的アプローチ;激辛料理による生体防御機能の亢進
Project/Area Number |
10878015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
食生活
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
国松 己歳 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70145746)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 康彦 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (50254280)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | トウガラシ / カプサイシン / トリコモナス / mannose binding lectin / 激辛食品 / マイクロカプセル / p100セリンプロテアーゼ |
Research Abstract |
我々はこれまでにトウガラシを多く含む激辛料理を食べると末梢血中の好中球機能やmannose binding lectinによる膣トリコモナス溶菌活性が亢進する事を明らかにしてきた。しかしどの様な激辛料理をどの程度食べたら良いのかは十分明らかではない。そこで激辛料理として辛味成分capsaicin濃度が明らかな市販のカレーレトルトパックおよび新たに開発したトウラガシ辛味成分マイクロカプセルを用いて検討した。激辛料理としてグリコLeex30カレーのレトルトパックを2袋食べて初めて血清中のトリコモナス致死活性が増強することが認められた。1袋には約5mgのcapsaicinを含むことから1食あたり10mgのcapsaicinを含む激辛料理を食べる必要があることが明らかになった。このcapsaicin量10mgは韓国やタイなど激辛料理を好んで食べる国々では決して多い量ではないが、普通の日本人が食品として摂取するには相当辛いことが予測された。そこでトウガラシの辛みの主成分であるカプサイシンを乾燥トウガラシより超臨界抽出し、これを粉末状マイクロカプセル化し、脂質やタンパク質でコーティングした腸溶剤の開発を試みた。このマイクロカプセルは口に入れても辛味をほとんど感じることがなく、胃のもたれも少なかった。普通食と共にこのマイクロカプセルを食べた後に血清中の膣トリコモナス溶菌活性を測定したところ、末梢血中の好中球機能やmannose binding lectinによる膣トリコモナス溶菌活性が亢進することがあきらかになった。しかし被検者から、この粉末状マイクロカプセルは食べづらいなどの意見がありタブレット化などサプリメントとして食べやすい形状を現在検討中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)