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動画像実験によるドライバー・歩行者の誤判断特性と影響要因の分析

Research Project

Project/Area Number 10878064
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会システム工学
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

田村 洋一  山口大学, 工学部, 助教授 (20035075)

Project Period (FY) 1998 – 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords交通事故 / 交通安全 / 動画像実験 / 心理評価 / 歩行者 / ドライバー / 右折車 / 高齢者 / 横断歩行者 / 右析ドライバー
Research Abstract

本研究は,交通行動時の対向車の速度に対する人間の判断特性を把握するための動画像を用いた実験手法の開発を主目的とするもので,平成11年度の研究内容と得られた事項を要約すれば以下のとおりである.
今年度は,実験用動画像の規模(サイズ)が速度判断に及ぼす影響の把握に的を絞って実験を行った.実験映像の投影サイズは,縦横174×231cm(大),116×154cm(中),58×77cm(小)の3種類(面積比9:4:1)とし,全部で6シリーズの実験を行った.被験者は大学生で(各シリーズ6名,計36名),2名づつ実験を行いスクリーンから2mの位置に着座して投影された映像から車の速度の推定を求めた.こうして得られた実験データを分析することにより,以下の事項が明らかになった.
(1)60km以下の速度に対する誤認量は,0〜-5km程度で,速度に関係せずほぼ一定とみなしうる.また,実験動画像のサイズによる変化は認められない.
(2)70km以上の速度に対しては,速度の増加とともに誤認量が直線的に増加する.また,誤認量は画面サイズ(速度判断対象車両の映像)が小さいほど大きくなる傾向がある.
(3)同一被験者に対して同じ実験映像を2回繰り返して速度の判断を求めたが,1回目の映像に対する判断と2回目の映像に対する判断を比較すると,いずれのシリーズにおいても2回目のほうが速度の誤判断量が小さくなった.これは,被験者の馴れによるものと考えられる.
(4)推定速度の変動係数は60kmに対する場合が最低となり,これより離れるにしたがって増大する.
今回の一連の研究により,対抗車両の速度に対する判断特性分析に動画像実験が有効な手段になることがある程度確認できた.今後は,現場実験との比較も行いながらさらに信頼性の高い実験方法の開発に努めたい.

Report

(2 results)
  • 1999 Annual Research Report
  • 1998 Annual Research Report

URL: 

Published: 1998-04-01   Modified: 2016-04-21  

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