染色体8q21上の放射線誘発DNA二重鎖切断からの修復遺伝子のクローニング
Project/Area Number |
10878084
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境影響評価(含放射線生物学)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
小松 賢志 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (80124577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田内 広 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (70216597)
松浦 伸也 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (90274133)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | NBSI遺伝子 / Xrs2遺伝子 / ナイミーヘン染色体不安定症候群 / 放射線感受性 / A-Tバリアント / ポジショナルクローニング / 機能的相補性 / DNA修復 |
Research Abstract |
我々は候補領域について作製したYAC(人工酵母染色体)コンティグの細胞への移入により、最終的に候補領域を800-kb迄に狭めることが出来た。ショットガン法によるゲノムシークエンス、続いてエクソン検索用コンピュータプログラムGRAIL2とGENSCANにより遺伝子を探索した結果、セントロメア側に未知の2遺伝子の存在が確認された。この内の1つの遺伝子の変異をNBS細胞を用いてスクリーニングした結果、塩基657-661に5-bp欠失のフレームシフトを伴う塩基変異が認められた。この塩基変異は患者家系の発症と非常に良く一致していた。すなわち、患者では5-bp欠失が、正常兄弟では正常塩基が片方のアレルにのみ(ヘテロ)変異が認められた。5-bp欠失はNBS患者の80%以上にみられる創始者変異であった。この他に現在迄知られているNBS1遺伝子変異はエクソン6-10に変異が集中しているのが特徴的であった。NBS1遺伝子はゲノム50-kbにわたる16エクソンから構成され、ORF2.265-bpで754アミノ酸のタンパク質をコードしている。NBS1遺伝子は精巣で強く発現していることから減数分裂での機能が示唆される。実際、NBS1蛋白のN末側に、出芽酵母(S.Cerevisiae)の減数分裂に関与するXrs2p蛋白との弱い相同性(29%)が認められた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)