Project/Area Number |
10878090
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
環境保全
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Research Institution | Ube National College of Technology |
Principal Investigator |
竹内 正美 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (30043889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
品川 惠美子 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (20116726)
村上 定瞭 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (00035065)
深川 勝之 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (20043870)
石川 宗孝 大阪工業大学, 工学部, 教授 (80101070)
西村 基弘 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (30259931)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | リパーゼ生産菌 / スクリーニング / NL07株 / クローニング / 高密度培養 / UF膜 / 純酸素曝気 / 廃食用油 / リパーゼ活性 / 油水分離槽 |
Research Abstract |
廃食用油脂の処理について以下の研究を行った。 1)油脂分解菌のクローニング 昨年度はラーメン店の油水分離槽から採集した廃油脂を好気処理した試料より、リパーゼ生産菌を分離、スクリーニングした結果、NL07株を得た。今年度は、さらにプラスミドベクターにpUC119を、宿主にはE.coli DH5αを用いてクローニングを行った。次に、254nmの紫外線を照射しクローンの探索を行い、極少量であるが、陽性クローンを得ることができた。このクローンについてリパーゼ活性の検出を行った結果、リパーゼ活性を有していると考えられた。本研究では、クローンの大量生産には至らなかったが、リパーゼ生産菌のクローニングできることを確認したことは意義が大きい。今後は、遺伝子の解析、大腸菌内での発現について検討の必要がある。 2)高密度培養 昨年に引き続き実験室内で運転を継続した。その結果、昨年同様に99%以上の高除去率を確認した。流動特性については、確認できなかった。 3)総合評価 油脂分解菌のスクリーニングおよびクローニングは一応のめどがついたが、さらに大量生産に向けてその特性、DNAの解析等が必要である。高密度培養については、学寮の高純度廃油脂では99%以上の高除去率が得られたが、ラーメン店のそれは夾雑物が多く、問題を残した。現実には後者の方が多いと思われるので、今後の検討課題である。また、装置設置上の問題、経済性等の実用化に向けた検討が必要である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)