Project/Area Number |
10878161
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biomedical engineering/Biological material science
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
渡辺 恵史 東京工業大学, 生命理工学部, 助手 (40231013)
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Project Period (FY) |
1998 – 1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 肝臓 / 肝細胞 / 血管新生 / 遺伝子導入 / 器官形成 / 人工臓器 / 人工肝臓 / 血管 / 内皮細胞 / VEGF / 移植 |
Research Abstract |
わが国では肝臓移植はほとんど実現が不可能な臓器移植であり、肝機能を代用する医療技術の発達が急務となっている。現在、体外型の人工肝臓はこれまでのところ長期の肝機能を代用することは成功していない。そこで 我々はこれまでの人工肝臓の概念とは異なり、肝臓に特殊な機能を付加した、体内埋め込み型人工肝臓の構築を試みることにした。近年になり、血管新生は腫瘍をはじめとした臓器、器官形成に必須であるという事実が明らかになってきた。肝臓も又、その特徴として高度に発達した血管系を持つことが知られており、肝細胞の増殖、肝器官形成に重要であると考えられている。そこで、これまで遺伝し導入が困難であると言われてきた初代肝細胞に高率に遺伝子を導入する方法を開発し、単離した初代肝細胞に血管形成因子であるVEGF遺伝子を導入し、この肝細胞をコラーゲンビーズとともにマウス腹腔内に移植した。2週間後にマウス腹腔より、生着した組織塊を取り出し解析したところ、VEGF遺伝子の導入により、生着する組織片のコロニー数の増加、組織重量の増加が認められ、さらに、切片を観察したところ、顕著な血管系の発達が認められた。この血管系の発達は対照の2-3倍に達した。さらに興味深いことに、VEGF遺伝子を導入した組織塊を形成する肝細胞は、BrdUを取り込むことから、DNA合成を行い、増殖していることが判明した。これらの肝細胞は、ほぼ100%がアルブミン陽性であり、分化機能を保持していると考えられた。このように、移植肝細胞における血管形成因子の発現は、その生着、増殖、さらには器官構造の構築を促進させることが判明した。以上のことから、生体内における肝器官形成に血管系の構築が重要な役割を果たしていると考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)