Project/Area Number |
10894021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
吉良 満夫 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40004452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平塚 浩士 群馬大学, 工学部, 教授 (00016156)
松本 英之 群馬大学, 工学部, 教授 (90008467)
関口 章 筑波大学, 化学系, 教授 (90143164)
坂本 健吉 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (50187035)
萩野 博 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00004292)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | 比較元素論 / 14族元素活性種 / 14族元素不飽和分子 |
Research Abstract |
本研究課題では将来の特定領域研究への展開を意図して、カルベン、ラジカル、イオンなどの有機活性種とその14族金属類縁体の構造、物性、反応性の比較研究の動向を分担して研究調査することを目的とした。 シリレン、ゲルミレン、スタンニレンおよびプルンビレンの生成、構造と反応性の研究を櫻井、荻野、中平、吉良、持田、時任、赤阪が担当し、これまでのカルベン化学に関する知識の集積および最近の沢木、富岡らの炭素の2価化学種に関する研究成果と比較して、元素間の構造と反応性の類似性と相違性を系統的に研究した。シリルラジカルの分光を平塚が、安定ケイ素およびゲルマニウムラジカルの単離、構造と反応性の研究を松本が行い、炭素ラジカルとの差異を比較した。14族元素カチオンの単離および構造と反応性の研究を関口が行い、竹内、園田らのカルボカチオンに関する先端的研究の成果と比較した。同様の観点からシリルおよびゲルミルアニオンの化学(河内)、14族有機金属分子のラジカルイオンの化学(水野)、14族金属不飽和化学種のシラエテン(坂本、石川、九内)、ジシレンおよびシラベンゼン(時任)に関する研究調査を行った。また、非経験的分子軌道法を用いたケイ素-ケイ素3重結合分子の構造の理論的考察を永瀬が研究調査した。上記の研究結果を総合的に議論する会議を開催し、有機活性種に関する構造論と物性論の現状とその限界を活発に討論し、この様なアプローチを広範囲に展開して将来特定領域研究の新しい研究領域に発展させるべきであるとの共通認識に達した。
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