Project/Area Number |
10895023
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
高分子構造・物性(含繊維)
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
奥居 徳昌 東京工業大学, 工学部, 教授 (20111651)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 英紀 京都大学, 理学部, 助教授 (90025388)
山本 隆 山口大学, 理学部, 教授 (00127797)
彦坂 正道 広島大学, 総合科学部, 教授 (60087103)
梶 慶輔 京都大学, 化学研究所, 教授 (00026072)
河口 昭義 立命館大学, 理工学部, 教授 (80027060)
|
Project Period (FY) |
1998
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
|
Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1998: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
|
Keywords | 高分子 / 結晶化 / 秩序構造 / 核形成 / モルホロジー / 凝集構造 / 化学構造 / 拡散 |
Research Abstract |
高分子の一次構造の特徴である鎖状性に着目し、「分子鎖の凝集機構」と「秩序構造の発現」という2つの観点から、高分子の結晶化機構を解明する事を目的とした。本研究の成果は実用面においても高分子の固体高次構造の制御すなわち成形加工技術に対して有効な情報を提供でき、これにより実際の高分子材料の高機能高性能化に寄与できると考えられる。さらに分子鎖の凝集過程の解明は高分子固体の結晶化にとどまらず、有機膜や非晶材料、高分子ゲルなどの関連分野における構造形成過程および機能の発現などの研究の進展にも大きく貢献することができる。 先ず,本研究組織において、世界における今までの研究成果を基に討論し、研究の方向を総合的に検討した。各グループ内の研究に掲げられている研究テーマを中心に検討し、分子鎖の凝集過程における問題点を明確にし、秩序構造の発現と結晶化機構の解明に重点をおいた。結晶化機構における分子鎖の凝集過程と秩序構造の発現に関する総合的な理論を構築し実験結果との整合を図り、さらにこれらの知見を利用して結晶化を制御し形態学的な面からの高機能高性能結晶性高分子材料の可能性を調査検討した。さらに,強誘電性、光機能の発現などにおける結晶化機構の役割、成形加工時における高次構造発現機構などの立場からも調査検討した。本研究の成果を基に、平成11年度の科学研究費補助金、特定領域研究(B)に高分子の結晶化機構-ランダムコイルから高次構造形成へのダイナミクス-を申請した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(7 results)