唇顎口蓋裂一貫治療における問題点の解明と治療法の確立
Project/Area Number |
10897018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
香月 武 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (70038868)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 節子 長崎大学, 歯学部, 助手 (90145269)
夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (90183532)
吉増 秀實 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (70137933)
越後 成志 東北大学, 歯学部, 教授 (70005114)
後藤 昌昭 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (10145211)
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Project Period (FY) |
1998
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1998)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 1998: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | 口唇口蓋裂 / チームアプローチ / 鼻咽腔閉鎖機能 / 顎裂 / 骨移植 / 残遺孔 / 外科的矯正 / 萌出 |
Research Abstract |
チームアプローチによる唇顎口蓋裂患者に対する治療の重要性が認識されて久しく、実際に多くの施設で、関連する各専門科の緊密な連絡のもとに総合一貫治療が行われている。したがって、唇顎口蓋裂患者の機能的、形態的な諸問題はかなり改善されるようになってきた。しかし、乳幼児から成人に達するまでの長期間において行われる治療がすべての施設で同じと言うわけでなく、治療方法や治療時期、治療効果の認識において施設間にかなりの違いがあるのも事実である。また、以前に行われた治療が患者の成長発育に全く無意味なものと成ったり、今後行うべき治療の障害になることもある。 本研究の目的は、本邦において行われている唇顎口蓋裂のチームアプローチによる治療体系を見直すことであることから、関連施設へのアンケートによる調査を行った。 調査内容は、生後の哺乳指導から、初回形成手術、言語、矯正、修正手術までの120項目にわたる設問項目に関して調査した。特に、鼻咽腔閉鎖機能不全に対するスピーチエイドと咽頭弁の有効性の比較、顎裂部への2次的骨移植の移植骨の種類と移植時期、残遺孔の閉鎖方法と閉鎖時期、外科的矯正治療の移動量と上唇組織量との関係に関しては、詳細に調査した。結果については現在解析中であり、平成11年度の日本口蓋裂学会に報告予定である。 また、佐賀医大歯科口腔外科における顎裂部への二次的骨移植後の歯の萌出に関する研究結果と、レーザー三次元形状計測装置を使った顎矯正手術による顔面形態の分析結果、長崎大学歯学部第一口腔外科における口蓋裂児の言語と顎発育に関する長期観察例を、それぞれ専門学会雑誌に発表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)