筋萎縮症側索硬化症におけるNeuregulinの役割の解明
Project/Area Number |
10F00518
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
山中 宏二 独立行政法人理化学研究所, 運動ニューロン変性研究チーム, チームリーダー
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LASIENE Jurate 独立行政法人理化学研究所, 運動ニューロン変性研究チーム, 外国人特別研究員
LASIENE JURATE 独立行政法人理化学研究所, 運動ニューロン変性研究チーム, 外国人特別研究員
ラシエネ ユラテ 独立行政法人理化学研究所, 運動ニューロン変性研究チーム, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2011: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2010: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / 運動ニューロン / SOD1 |
Research Abstract |
本研究課題では、これまで末梢神経の髄鞘形成においてその関与が知られているニューレグリン1(NRG-1)について、神経変性疾患におけるその役割を解明することを目標とする。 これまでに、以下の項目について検討を行った。 1.筋萎縮性側索硬化症モデルマウスとして知られる変異SOD1マウス、SOD1-G85RとSOD1-G93Aを用いて,脊髄におけるNRG-1mRNAの経時変化を異なる病期において検討した。終末期および疾患進行期である4、5ヶ月齢のSOD1-G93A、10、12ヶ月齢のSOD1-G85Rの脊髄において、NRG-1 type-1およびType-IIIのmRNAの発現が低下していることを明らかにした。 2.共焦点顕微鏡を用いて三次元的に画像を取得してNRG-1発現量の定量的解析を行うことにより、変異SOD1の疾患進行期において、運動ニューロンへ終止するシナプスの消失に先立ってNRG-1の発現低下を認めた。これらの知見は、NRG-1の運動神経変性への関与を示唆すると考えられた。 3.さらに、NRG-1 typeI、typeIIIの変異SOD1G93Aマウスの疾患進行への役割を検討するため、リコンビナントNRGたんぱく質を発症期の変異SOD1マウスの腹腔内に投与したが、生存期間に対する有意な影響はみられなかった。しかし、アデノ随伴ウイルスを用いた発現系により、脊髄病巣へ直接接種する方法でNRG-1を発現させたところ生存期間の延長傾向が認められた。 以上からNRG-1は、運動神経に対する保護効果を認めることが示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)