Project/Area Number |
10J00350
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森津 学 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | ハイパー核 / ストレンジネス / J-PARC |
Research Abstract |
本研究(J-PARC E05実験)は12C(K-,K+)反応による≡ハイパー核分光実験である。 本研究は茨城県東海村の大強度加速器研究施設J-PARCのハドロン実験施設においておこなっている。東日本大震災でJ-PARCは大きな被害を受けたものの、2012年初めには加速器および我々の実験の測定器は完全復旧を果たし、震災前の研究活動を再開することができた。今年度は昨年度末に取得した実験データの解析にそのほとんどを費やした。当時の加速器のビーム強度は3.3kWと震災前と同程度の強度までは回復したがK中間子ビームを用いたE05実験をおこなうにはまだ不十分であったため、π中間子ビームを用いたペンタクォーク探索実験(J-PARCF19)をおこなった。私は現場責任者として震災の復旧作業に引き続き具体的な実験の計画立案や現場作業の指揮をおこなった。この実験の成功を契機に今年度はさらに次々とπ中間子ビームを用いた実験を遂行した(J-PARC E27,E10)。 本研究であるE05実験はこれらと同じK1.8ビームラインにおいて多くの共通する測定器を用いておこなうことになるので、これらの前実験においてしっかりとした強固な測定器とその解析システムを構築しておくことは非常に重要である。私は自ら手を動かし解析を進め、E19実験における物理的な結果を出すまでに至った。結果としては探していたペンタクォークに対応するピークは観測されず、生成断面積の上限値として0.28・b/srという非常に厳しい制限を与えた。この結果で今年度は国内学会2件と国際学会2件の発表をおこない、2本の論文を執筆した。またE19-1stランの実験結果も学術誌に掲載され、いよいよJ-PARCのハドロン物理実験における成果が形として現れはじめた年となった。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)