官能基を有する有機金属種を鍵中間とするマイクロフロー合成
Project/Area Number |
10J01204
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
金 熙珍 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 有機合成 / 有機金属 / 有機リチウム / マイクロリクター / フロー合成 / 保護基フリー合成 / Pauciflorol F / ハロゲン-リチウム交換反応 / 有機金属種 / マイクロリアクター |
Research Abstract |
従来のバッチ型反応器を用いては反応制御が不可能または極めて困難とされていた官能基を有する有機リチウム種をターゲットとし、フローマイクロリアクター-システムを用い、その発生並びに反応を達成することを第一の研究目的とする。 さらに、これにより構築したシステムを基盤とした、多数の官能基を有する複雑な有機化合物の新しい合成ルートを開発することを第二の研究目的とする。実際、フローマイクロリアクター-システムの高速混合、精密温度制御、精密滞留時間の特長を活かすことで、極めて反応性の高い求電子性官能基(シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基、アシル基)を有する各種アリールリチウム中間体の発生ならびに反応の検討に取り組み、1ミリ秒オーダーの滞留時間制御が可能なマイクロデバイスの開発、さらには、滞留時間を非常に短く制御することで、中間体が分解する前に次の求電子剤との反応への利用することが可能となることを見出した。 その上で、複数の官能基を有する求電子剤との選択的求核反応の開発にも取り組み、多数の官能基を有するアリール化合物群の超効率的合成法を確立することにも成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)