Project/Area Number |
10J02260
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Animal physiology/Animal behavior
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
網田 英敏 北海道大学, 大学院・生命科学院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 競争採餌 / ニワトリ雛 / 異時点間選択 / 遅延 / 側坐核 / 報酬 / 神経生理 / 大脳基底核 / 採餌行動 / 社会性 / 神経生理学 / オペラント条件づけ / 衝動性 / 単一神経活動記録 |
Research Abstract |
本研究において、ニワトリ雛が競争採餌を行なっているときの側坐核における餌の予期表現および知覚表現を神経行動学的に調べた。これまで、側坐核ニューロンには餌の予期表現および知覚表現があることがわかっていた(Schultz et al. 1992, Miyazaki et al. 1998, Yanagihara et al. 2001, Cromwell and Schultz 2003, Izawa et al., 2005, Roesch et al. 2009)。しかし、これらのニューロンが他個体のいる社会的文脈においてどのような修飾を受けるのかについての先行研究はなかった。本研究では、ニワトリ雛において、側坐核ニューロンの餌の予期表現、知覚表現が社会的文脈において修飾を受けることを初めて見出した。 自由行動下のニワトリ雛の側坐核から神経活動を記録した。刺激提示期、遅延期、報酬期のいずれの時期において活動の変化が見られたかによって、ニューロンを分類した。つづいて、分類したニューロン集団が他個体と一緒に採餌を行なう社会的文脈によって修飾を受けたか集団解析した。その結果、刺激提示期および報酬期において、社会的文脈のもとで神経活動の有意な減弱が見られた。他方、遅延期においては神経活動の有意な減弱は見られなかった。これらのことは、社会的文脈による採餌行動の変化(衝動性の亢進、反応潜時の短縮)を引き起こす神経機構を説明するかもしれない。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)