Project/Area Number |
10J06718
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
松下 春奈 法政大学, 理工学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 自己組織化写像 / クラスタリング / 粒子群最適化 / 非線形最適化 / 複雑ネットワーク |
Research Abstract |
1.自己組織化写像(Self-Organizing Map : SOM)は教師なしニューラルネットワークの一つであり、クラスタリング分野で注目されている。SOMは、複数の離れたクラスタを持つ入力データに対して学習を行うと、入力データが存在しない部分にニューロンが存在してしまうという、「不活性ニューロン問題」が発生する。そこで、不活性ニューロンを削減するために、誤り近傍の効果を除去する、重み付けされた結合を持つSOM(WC-SOM)を提案した。これは、SOMのニューロン間に「誤り近傍重み」と呼ばれる新たな指標を用いることで、"本当の近傍"と"間違った近傍"を区別することを可能とする。本手法により、従来法と比較してより柔軟な自己組織化が可能となった。また、クラスタリング制度の向上を確認した。 2.本研究では、複雑ネットワークの新しい考え方を粒子群最適化(Particle Swarm Optimization : PSO)へ応用し、主体性を持つPSO(IPSO)を提案した。本手法の最大の特徴は、各粒子が個別に動くか、粒子群内の他の粒子と情報交換しながら動くかは、確率的に決定される点である。つまり、IPSOの各粒子は常に粒子群と結合されているわけではなく、自立心を持って振舞う。本手法を様々なベンチマーク問題へ応用し、提案手法の振る舞いを調査した。またシミュレーション結果では、従来法と比較して大幅な制度の改善に成功したことを確認した。
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