森林に生息する土壌動物の群集形成プロセスに進化的時間スケールから迫る
Project/Area Number |
10J06882
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
森林科学
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Research Institution | Forestry and Forest Products Research Institute |
Principal Investigator |
池田 紘士 独立行政法人森林総合研究所, 森林昆虫研究領域, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2011: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ミミズ / 多様性 / 外来種 |
Research Abstract |
森林生態系は多様な動植物が生息し、複雑な食物網が形成されている。それゆえに、生物多様性及び食物網の形成・維持プロセスについては未解明な点が多く残されている。この森林生態系のカギとなる土壌動物としてミミズがあげられる。ミミズは、落葉等の大型リターや土壌有機物を分解して物質循環を促進し、環境を改変して他の生物の住み場所を構築し、土壌中の群集構成を決定する。また、ミミズを餌とする生物も多く存在する。このような重要な役割にも関わらず、ミミズ群集の種構成や、その多様性の形成過程についてはほとんどわかっていない。 本研究は、森林に生息するミミズの多様性を把握し、進化的時間スケールでの群集形成過程を明らかにすることを目的とする。中部山岳地域の森林でミミズを定量的に採集し、遺伝子解析を行ってその多様性を把握し、さらに生態進化及び系統地理的なアプローチを行うことで、群集形成過程を調べる。今年度は複数地点で、7,8月にミミズの採集を行うとともに、環境条件を測定するためにリター及び土壌を採取した。秋以降にこれらのリターと土壌の分析、及び採集されたミミズの遺伝子解析を行った。今年度中に結果をまとめることは出来なかったため、今後、結果をまとめ、森林環境とミミズの多様性の関係、及びミミズの群集形成過程について、明らかにしていく予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)