Project/Area Number |
10J10526
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Basic veterinary science/Basic zootechnical science
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Research Institution | Research Institute, Osaka Medical Center for Maternal and Child Health |
Principal Investigator |
平松 竜司 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 病因病態部門, 特別研究員(SPD)
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Project Period (FY) |
2010 – 2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥7,500,000 (Direct Cost: ¥7,500,000)
Fiscal Year 2012: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2011: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 前後軸 / Wnt / マウス |
Research Abstract |
脊椎動物の体に存在する3つの体軸の中でも、前後軸の決定は最初になされる軸形成であり、それに従って、形態形成が進行する。これまでの解析から、マウスでは、着床直後の胎齢5.5日胚のもっとも遠位に存在する臓側内胚葉(遠位臓側内胚葉:DVE: distal visceral endoderm)が一方の近位に移動し、前方臓側内胚葉(AVE: anterior visceral endoderm)を誘導することで、前後軸が決定されると考えられている。また、このDVE細胞の移動にWntシグナル勾配が関与することが明らかとなっている。そこで本研究では、(1)DVEがどのようにして誘導されるのか、(2)DVE細胞の前方への移動がどのようにWntシグナル勾配に制御されているかという点を切り口に、哺乳類の体軸形成機構を時間・空間的に理解することを目的とする。本年は昨年度までに確立した着床直後のマウス胚培養法およびライブイメージングを用いた解析により、DVEの誘導には外から胚本体にかかる空間的な圧迫が必要であることが分かった。さらにDNAマイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析の結果、その外からの圧迫の有無で、DVEマーカー以外の遺伝子発現に変化がないことが分かった。以上のことから、外的な力学的要因が胚に加わることで、遺伝子発現の変化を伴うことなく、DVEが誘導され、胚の前後軸形成が進行することが示された。また、Wntシグナル遺伝子変異マウスを用いて、Wntシグナルが直接的に制御している遺伝子の探索を行った。これらの解析の結果、Wntシグナル勾配により細胞外基質の空間的局在パターンが制御され、そのパターンが生ずることでDVE細胞の移動を促進し、前後軸の形成が誘導されることを強く示唆する結果を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
着床直後胚の培養法、新規に樹立したのマウスライン、それらを用いたライブイメージング解析により、DVE誘導に必要な因子として外から胚本体に加わる力の同定、前後軸形成に関与するWntシグナルの下流遺伝子の同定などが進んでおり、当初の目的通りに研究が進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
既に大まかな解析結果は得られており、なるべく早期に論文が投稿できるよう準備を進めている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)