生体内における記憶ヘルパーT細胞の再活性化メカニズムの解析
Project/Area Number |
10J56132
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
花澤 麻美 千葉大学, 大学院・医学研究院, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2011: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2010: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 記憶ヘルパーT細胞 / 骨髄 / 抗原提示細胞 / 再活性化 / IL-7産生ストローマ細胞 / 生体内イメージング法 |
Research Abstract |
今年度は下記の研究成果が得られた。 (1)骨髄中の抗原提示細胞の動態 抗原標識した抗原をマウスに投与することで、生体内における抗原の可視化に成功した。抗原は二次応答時にのみ骨髄に選択的に集積し、その中で血管周囲に付着するものと骨髄内に散在するものの二種類が観察された。免疫を行ったマウスの血清を新たなマウスに移入する実験により、血管周囲への抗原の付着は抗体を介して行われることが示唆された。また、骨髄内に散在する抗原のほとんどは、抗原を取り込んだ成熟B細胞であることが明らかとなった。この成熟B細胞の骨髄内における動態を観察するため、様々な色素を用いて抗原を標識し、観察に最も適する色素の探索を行った。今後は二次応答時の、この抗原提示細胞と骨髄の記憶ヘルパーT細胞のMHC class II-T細胞レセプターを介した接着を中心に細胞間相互作用を明らかにしていく。 (2)二次免疫反応における骨髄記憶ヘルパーT細胞の動態 初めに、生きているマウスの長骨において細胞動態を観察する実験系の立ち上げを行った。GFP遺伝子発現マウスより骨髄を取りだし、その浮遊細胞を新たなマウスの静脈中に移入した。この時、血管を標識する目的として、色素標識されたデキストランを共に投与した。その結果、移入したGFP陽性細胞が血管から骨髄内に移動している様子が観察された。加えて、細胞の移出入は血管の特定の部位において選択的に行われていることが明らかとなった。現在は、抗原特異的エフェクターヘルパーT細胞をマウスに移入し、この細胞が骨髄に入る様子、また抗原を投与した際に再び骨髄より移出する様子の撮影を行っており、移出入に関わる分子メカニズムを明らかにする予定である。 また、記憶ヘルパーT細胞の形成と維持における分子メカニズムを解明した研究を投稿した。現在、Eur. J.Immunol.において審査後修正中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Murine Schnurri-2 controls Natural Killer cell function and lymphoma development2012
Author(s)
Yamashita, J., Iwamura, C., Mitsumori, K., Hosokawa, H., Sasaki, T., Takahashi, M., Tanaka, H., Kaneko, K., Hanazawa, A., Watanabe, Y., Shinoda, K., Tumes, D., Motohashi, S., Nakayama, T.
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Journal Title
Leuk.Lymphoma
Volume: 53
Issue: 3
Pages: 479-486
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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[Journal Article] Type II membrane protein CD69 regulates the formation of resting T-helper memory2012
Author(s)
Shinoda, K., Tokoyoda, K., Hanazawa, A., Hayashizaki, K., Zehentmeier, S., Hosokawa, H., Iwamura, C, Koseki, H., Tumes, D.J., Radbruch, A., Nakayama T.
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Journal Title
Proc.Natl.Acad.Sci.USA
Volume: (in press)
Issue: 19
Pages: 7409-7414
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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[Presentation] 骨髄におけるTヘルパー記憶の成立/Establishment of T helper memory in bone marrow2011
Author(s)
Tokoyoda, K., Shinoda, K., Hanazawa, A., Hayashizaki, K., Radbruch, A., Nakayama, T.
Organizer
第40回日本免疫学会学術集会
Place of Presentation
幕張
Year and Date
2011-11-28
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