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現代インドネシア社会におけるインド文化の受容

Research Project

Project/Area Number 11113211
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionMomoyama Gakuin University

Principal Investigator

小池 誠  桃山学院大学, 文学部, 助教授 (00221953)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内藤 耕  静岡英和女学院短期大学, 助教授 (30269633)
小林 信彦  桃山学院大学, 文学部, 教授 (80025080)
Project Period (FY) 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywordsインド / インドネシア / 映画 / 大衆文化 / テレビ / 南アジア / 移民 / ネットワーク
Research Abstract

研究代表者小池と研究分担者内藤は、平成11年9月に短期間インドネシアにおいて現地調査を実施し、インドネシアにおけるインド映画の受容の歴史などについて基本的な資料を収集している。現段階での主要な研究成果として以下のことが指摘できる。インドネシアでは1950年代よりインド映画が数多く二級の映画館(一級の映画館では欧米の映画が上映された)で上映され、インドネシアの庶民の間で圧倒的な人気を誇った。インド映画の輸入については、二人の南アジア系インドネシア人(ともに1943年にインドネシアで生まれた),Raam Jethmal PunjabiとGobind Tejomal Samtaniが大きな役割を果たした。二人の父親は現パキスタン出身の織物商人であった。二人は映画の輸入から映画製作に転じ、それぞれ独自に映画プロデューサーとしての地位を確立した。その後、90年代に入って映画が斜陽産業となり、テレビが大衆文化の中心としてインドネシアで発展していくとともに、二人は映画制作からテレビドラマ制作と道を歩み、インドネシアのテレビ界で大きな成功をおさめた。とくに、Raam Punjabiは「テレビドラマの王」と呼ばれる存在である。二人は南アジア系であっても、彼らが作るテレビドラマはインド色のまったくない純然たるインドネシアの大衆娯楽であり、その点がインドネシアで成功を収めた理由となっている(ただし、技術者のなかには二人がインドから呼んだものもいる)。二人の軌跡をたどることで、インドネシアの大衆文化の世界でプロとして成功を収めた南アジア系移民の姿を知ることができる。二人の成功の背景には、本国との人的ネットワークの活用があると考えられる。また、研究分担者小林は、文献研究にもとづいて、古代インド文学の東南アジア、特にインドネシアにおける影響と受容に関する基礎的研究を行なった。

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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