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堆積盆地と地震断層の位置関係が地震動強さに及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 11115209
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

年縄 巧  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (00188749)

Project Period (FY) 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Keywords堆積層 / 地震観測 / 微動観測 / 卓越周期 / 数値解析 / 地震被害 / 1854年安政東海地震
Research Abstract

甲府盆地において過去に生じた地震被害の分布の要因を解明するために,前年度までに盆地内に設置した地震観測点に加え,それらの基準となる観測点として盆地南部に位置する御坂山地の岩盤上に新たに地震計を設置した.今年度は,1999年9月13日の千葉県北西部の地震(M=5.1,震源深さ80km)をはじめ,いくつかの地震を観測した.地震観測の結果,新たに設けた岩盤上の観測点の地震動は,堆積盆地,及びその周辺の丘陵地上において観測されたものと比較して,地震動が小さく,顕著な地盤特性がないことがわかり,基準点として適切であることを確認した.この基準点に対する各観測点のスペクトル比を求め,各観測点の地盤の共振周期を算定した.また,各観測点において常時微動を測定し,常時微動から求めた卓越周期が地盤の共振周期と大差ないことを確認した.この結果を元に,盆地内のほぼ全域において常時微動を測定し,地盤の共振周期の空間分布を推定した.この結果と既往の長周期微動アレイ観測の結果等を参考にし,甲府盆地の地盤構造を推定した.この地盤構造から盆地の東西断面を数値モデル化し,2次元有限要素法を用いて数値解析を行った.その結果.鉛直入射の場合には盆地内の応答は地域による変化がほとんどなかったのに対し,西方からの斜め入射では盆地西部の地域で地震動が大きくなるという結果が得られた.数値解析の結果は,地震観測の結果の傾向と対応していた.また,1854年安政東海地震の際に盆地西部の集落で震度が高かったという事実とも調和的であった.

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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