Project/Area Number |
11128235
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
伊永 隆史 徳島大学, 総合科学部, 教授 (30124788)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大久保 明 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20111479)
山崎 素直 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00011982)
廣津 孝弘 徳島大学, 大学院・工学研究科, 助教授
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 液体高速クロマトグラフィー / 処理技術 / 廃棄物 / 成分調査 / 排水処理 / ゼロエミッション / エコテクノロジー / 先端産業 |
Research Abstract |
(1)ワカメ中に存在する成分、主に茎、根、成実葉部に含まれる粗繊維質等の成分調査を行い、分離するための前処理操作を検討した。さらに、分離から残渣の処理に至るまでを系統的かつ自動的に処理するためのモデルプラントの試作を行った。 (2)具体的な粗繊維質の分離法としては、アルカリ条件で行えることが知られているため、炭酸ナトリウム等、使用するアルカリ性物質を検討し、最も簡易的に分離可能な方法を選択した。 (3)残渣処理については微生物処理を用い、高濃度の残渣に対応できるシステムの構築を行った。 (4)構成要素の分析には、簡易的に現有設備の紫外線吸光光度計を用い、さらに詳しい分析には液体高速クロマトグラフィーを用いることで可能となる。さらに、発生ガス等の分析については現有設備のガスクロマトグラフィーを用いた。ここで、分離用のカラム及び、検出器については新たに購入したGCMS等の高度分析器を用いた。 (5)粗繊維質の改質には酵素反応を用いたが、必要に応じて粗酵素からの精製を行い、高付加価値の生産物を得られるようにした。各種成分についての最適酵素条件の検討が必要と思われたため、酵素による分解の安定性等の検討を行う再生実験を実施した。 (6)研究代表者(徳島大学)では物質フロー解析、モデルプラント製作を、研究分担者(東京大学)では物質の精製、改質と酵素でのオリゴ糖生産を担当し、相互の情報交換により、ゼロエミション化システムを構築した。
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