Project/Area Number |
11135224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
須田 精二郎 工学院大学, 工学部, 教授 (00100313)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
劉 賓虹 工学院大学, 工学部, 客員研究員
李 洲鵬 工学院大学, 工学部, 客員研究員
内田 雅樹 工学院大学, 工学部, 講師 (10100273)
李 傳健 工学院大学, 工学部, 客員研究員
周 ゆう 工学院大学, 工学部, 客員研究員
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | プロチウム / 金属水素化物 / 水素吸蔵合金 / エネルギー変換 / サブナノ構造 / 表面構造 |
Research Abstract |
プロチウム転換サイトとなるサブナノ格子物質上に分子状水素およびプロトンに対して高いプロチウム転換機能を有し、耐被毒性、耐久性、電気および熱伝導性の優れた表面形態の創成およびプロチウム侵入/脱離プロセスの繰り返し中に発生するプロチウム貯蔵機能の低下原因の解明ならびに高機能性サブナノ格子物質の設計手法の確立を目的として、以下の研究を実施した。 これまでに明らかにした構成成分の偏析、特に、電気化学的な偏析のより詳細な解析を既設の分析機器を併用して実施し(EDS、SIMSなど、周分担)、ごく微量の金属種(Hf、Al、Crなど)の添加・溶解によって得られる新規な非化学量的ラベス相系合金を調整し(セントール社アーク溶解炉、温式ボールミル、劉分担)、P-C-T特性およびプロチウム転換速度特性(自動P-C-T測定装置、反応速度測定装置、劉分担)を測定した。次に、(1)ニッケルイオンを含有するKF/HF水溶液による合金表面上の酸化物除去、(2)プロチウム格子内進入に伴う比表面積増加、(3)金属ニッケルの表面還元量の制御(フッ化物生成反応装置、内田分担)、(4)ICPSによる溶出金属種の挙動解明、XPS、EPMA、SEMなどによる表面微細構造解析(劉分担)、(5)プロチウム誘起機能向上レベルの有力な評価尺度となる電気化学的特性、特に、電気化学反応における高率放電容量特性(放電特性評価試験装置、インピーダンス・スペクトロメータ、体積固体抵抗測定装置、李および劉分担)を表面形態の変化と相関して考察し、ラベス相系結晶合金のプロチウム誘起機能の低下原因の追求を行い、さらに、(6)表面におけるプロチウム誘起機能向上を目的としたフッ化最適化研究を実施した(須田総括)。
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