混合原子価金錯体Cs_2Au_2X_5(X=Cl,Br and I)の光誘起電子相転移
Project/Area Number |
11136216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
守友 浩 名古屋大学, 理工科学研究センター, 助教授 (00283466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 新男 名古屋大学, 理工科学研究センター, 教授 (50159068)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1999: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 混合原子価金錯体 / 光誘起相転移 / 高圧ラマン分光法 / 温度・圧力相図 |
Research Abstract |
混合原子価錯体Cs_2Au_2X_6(X=Cl,Br and I)の光誘起相転移とそのダイナミクスについて調べた。なお、研究は博士課程の学生(X.J.Liu)が中心となって進められている。代表的な研究成果を列挙する。 (1)混合原子価金錯体の光誘起相転移 混合原子価金錯体に光励起を行なうと、混合原子価状態から単一原子価状態への相転移が誘起されることが明らかとなった。さらに、励起光強度依存性を詳細に調べたところ、閾値現象が見られた。この結果は、PRBに掲載されている。 (2)光誘起相転移のダイナミクス 光誘起相転移のダイナミクスを詳細に調べた。相転移の時間発展は、結晶成長モデルであるアブラミの理論式で再現することが明らかとなった。さらに、この相転移ダイナミクスが静水圧印加により制御できる。この結果は、JPSJに投稿中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)