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成人T細胞性白血病患者末梢血細胞における細胞外マトリックスの分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 11138243
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

河野 友子  長崎大学, 医学部, 助手 (60284684)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松山 俊文  長崎大学, 医学部, 教授 (30165922)
山本 一男  長崎大学, 医学部, 講師 (70255123)
Project Period (FY) 1999
Project Status Completed (Fiscal Year 1999)
Budget Amount *help
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Keywords成人性白血病 / Fibroleukin / IFN-γ / Fas
Research Abstract

成人T細胞性白血病(ATL)患者末梢血を用いたmRNA differential displayを行い、いくつか分離された発現に差のある遺伝子の中から、正常人に比べATL患者で発現の低い細胞外マトリックスのFiblinogen-like protein(Fibroleukin)を見出した。
Fibroleukinは新鮮末梢血T細胞に限局して発現し、in vitroの培養で発現の消失を認め、ConA刺激によるリンパ球活性化によっても発現消失は同様に誘導される。
細胞株においては、MT-2を除けば、非リンパ球系の細胞株、Jurkat、MOLT4のT細胞株、HUT102、MT-4などのHTLV-1感染細胞株、ATL患者由来の細胞株、何れにおいても発現はなかった。しかし、マウスを使ったin vivoの系では、IFN-γの発現に相関して発現の上昇を認め、LPSの刺激でも発現の上昇を認めた。in vivoでは、リンパ球、マクロファージの活性化に伴い発現の上昇があることより、リンパ球の免疫反応に関わっている可能性が示唆された。
T細胞株JurkatにFibroleukinを導入して安定形質発現クローンを得た。Fibroleukinの発現のみでは増殖抑制はあきらかではなかったが、Fibroleukinの発現したクローンでは抗Fas抗体を投与した場合、アポトーシス細胞の増加を認め、Fasに対しての感受性の上昇があることが示唆された。このことは細胞外マトリックス蛋白質であるFibroleukinはFasによるアポトーシスの促進を介して、免疫、抗腫瘍作用に関与していると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1999 Annual Research Report

URL: 

Published: 1999-04-01   Modified: 2016-04-21  

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