新規Myc結合蛋白質のがん抑制遺伝子としての機能解析
Project/Area Number |
11138262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
戸所 一雄 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 副主任研究員 (80172170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石原 克哉 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 基礎科学特別研究員 (00300856)
永田 由香 理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 協研究員 (40281620)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 1999: ¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
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Keywords | EIG / mYc |
Research Abstract |
c-Mycがん遺伝子に結合するLeucine Zipperを持つ新規因子Eigを単離し、その生理機能を解析した。1)Myc-Max複合体形成のEigによる阻害を、大腸菌で作成したMyc、Max、Eigを用いてゲルシフトアッセイで解析した。GST-Mycにin vitre transcription-translationでラベルを入れて作成した蛋白質の結合実験も併せて行い、結合が確認できた。2)次に誘導発現した細胞と増殖している細胞からの核抽出液でMyc-Eig、Myc-Max、Max-Max、Mad-Max等の複合体形成とその阻害をIP-westernで調べた。ゲルシフトアッセイも試みた。3)上記の細胞にE-boxを持ったプロモーター遺伝子をレポーターとして導入し転写活性化を調べ、活性が上がることが確認できた。4)他のMyc結合因子 Max、Mizl、Nmi、YY-l、p107、Binl、TBPとの競合性や相乗効果を解析したが、効果は観察されなかった。5)種々の癌細胞でのEigの発現量の減少やEig分子の欠失や変異の有無を解析したが優位な差異は見いだされなかった。6)Eigのリン酸化による複合体形成やtransformationに及ぼす効果を解析した。JNKp38、ERK によってEigがリン酸化された。in vivoで実際にリン酸化されているかどうか^<32>Pラベルした細胞から免疫沈降で調べた。IP-westernにより複合体形成にリン酸化が影響しているかどうか調べた。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)