ショウジヨウバエ複眼形成系を利用した細胞増殖・分化、細胞死を制御する遺伝子の同定
Project/Area Number |
11139209
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
三輪 正直 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (20012750)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1999: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
|
Keywords | DNA修復 / PARP / ショウジョウバエ / RhoA / 細胞骨格 |
Research Abstract |
細胞死、細胞増殖・分化の調節機構を解明する目的で、DNA修復に関わるポリADP-リボース合成酵素(PARP)を中心に調べている。 1)発生における細胞増殖・細胞死・細胞周期の解析に非常に有用であるショウジョウバエの系で、複眼原器特異的PARP過剰発現個体では、成虫複眼において組織極性異常・細胞の形態異常を伴う複眼形成異常が認められた。また、PARPの全身発現個体を作り調べたところ、複眼・羽・足・背中などの組織において同様に組織極性の異常を認めた。 2)PARP過剰発現による形質は、組織極性遺伝子の変異・過剰発現によるものと酷似していた。組織極性因子である低分子量GTP結合タンパク質RhoAのショウジョウバエ相同因子の過剰発現の影響が、PARP過剰発現により抑制されることを明らかにし、PARPとRhoAとの機能的相互作用の可能性を示した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)