Project/Area Number |
11139221
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
土屋 輝昌 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助手 (20242109)
|
Project Period (FY) |
1999
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
|
Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 1999: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
|
Keywords | がん / 血管新生 / 転写因子 |
Research Abstract |
がんの血管新生に関与する転写因子(HIF-1とHNF-4)は、低酸素状態において活性化される。そのモデルとして、根粒菌の酸素センサーFixLについて、ヘムを固定しているアミノ酸残基を同定した(BBRC,1998,247,427-431)。そして、ヘムを含んだFixLを結晶化し(AC,1999,D55,1215-1218)、立体構造を解明することにも成功した(投稿中)。しかし、ヒトの酸素センサーが、未だに不明である。 また、低酸素状態において発現が誘導されるEpoの新たな産生細胞を見い出した(Blood,1998,91,1185-1195)。さらに、がんの血管新生に関与する転写因子(HIF-1とHNF-4)の機能は、分子間相互作用によって制御されていることも解明した(JHG,1999,44,293-299)。 一方、プロモーター領域のDNAのメチル化が、転写活性に及ぼす影響についても解明した(JBC,1999,274,37240-37250)。CpG islandを有するプロモーター領域の転写活性に着目することによって、細胞系列により、DNAのメチル化とプロモーター領域の転写活性に相関関係が認められた。今後は、がん化との相関関係を解析する必要がある。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)